田舎の生活をお試しで体験してみる

ツアーを利用してみよう

いきなり田舎に移住するのはやっぱり心配でなかなか踏み出せないという人は多いかと思います。そこでおすすめなのが、自治体が実施している地方移住体験ツアーです。短期間のお試し移住体験をすれば、どんな仕事があってどんな人が住んでいるのかを肌で感じることができますよ。その田舎の空気感を直接感じたうえで検討できるので、移住した後に「イメージと違った！」というミスを防ぐことができますね。様々な自治体が行っている具体的な体験ツアーを例に挙げてみていきましょう。

職業体験型

まずは移住先で実際に働くツアーです。田舎への移住で気になるのはどんな仕事があるかですよね。都会ほど仕事の数はないので、今までとは違う業界の仕事をする必要があるかもしれません。特に田舎は農業などの一次産業や介護職が多いです。青森県十和田市では、農業の仕事を体験できます。畑を耕し、キャベツやブロッコリーの苗を植え、大根の種まきをするといった秋野菜の定植作業が体験できます。農業以外にも、肉牛肥育農家で働くこともできます。嬉しいのが、夕食で地元のおいしいお米やお肉を味わうことができる点ですね。こちらは1泊2日の職業体験です。

パッケージ型

移住先で宿泊しながらあらかじめ決められた施設などを視察するパッケージ型のツアーもありますよ。具体例を挙げると、大分県県臼杵市でパッケージ型ツアーを実施しています。このツアーは2泊3日で、1日目は市についての説明を受けた後に先輩移住者のお宅や小学校など希望の施設を視察していきます。2日目も様々な施設を視察した後に移住施設制度の説明会が開かれるので、そこで移住に関する相談ができます。さらに、地域住民との交流会が開かれますので、その土地の雰囲気を感じ取ることができますよ。最後の日も病院や空き家などの視察をして終わりです。内容は定期的に変わるようですが、基本的にはどんなところに住むことになり、街はどんな雰囲気なのかがわかるツアーになってますよ。

オーダーメイド型

こちらの希望に沿ってツアー内容を組んでくれるオーダーメイド型のツアーもあります。具体例を挙げると、秋田県鹿角市や三重県亀山市で実施しています。鹿角市のツアーでは先輩移住者からお話を聞けたり、職業体験や物件巡りができますよ。亀山市のツアーでは、道の駅や総合福祉センターなどを訪問するツアーが実施されています。オーダーメイド型なら、自分が気になるポイントをしっかり確認できるので安心ですね。