面倒くさいことも覚悟しておく
面倒な人間関係について
田舎の面倒なところと言えば、田舎特有の濃い人間関係をイメージする人が多いかと思います。確かに、面倒だなと感じる人はいるかもしれませんが、田舎に住む人みんなが嫌な人かと言うとそうではないですよね。これは大体ではありますが、自分が面倒だと感じるような人は身の回りの2割くらいだと言われています。これは田舎に限らず都会でも同じなのですが、そもそも田舎と都会では住んでいる人の母数が違いますよね。例えば都会に住んでいる場合、身の回りの100人のうち面倒な人は20人です。そのため、残りの80人と付き合えば問題ありません。でも田舎だと、身の回りにが10人しか人がいない場合、面倒だと感じるのは2人。つまり、残りの8人としか付き合いができないことになります。これだと逆にコミュニティが狭すぎて息苦しくなってしまいますよね。そのためあまりに田舎過ぎるところに移住すると人間関係に苦しむかもしれません。あるいは、最初から「どうせ2割くらいの人は合わないんだからしょうがない」と割り切るのもアリですね。
また不思議なもので、周りに迷惑をかけず一所懸命生活していれば、なぜだかすごく親切にしてくれる人が全体の1割ほどでてきます。そこに見返りはなく、心の支えとなります。たくさんの知り合いがいるより、本当に困ったときに頼れる人が1人でもいるほうが安心ですよね。結局、面倒な人はどこにいても2割はいるので、それよりも1割の親切な人を大切にしたほうが安心して生活を送れます。それに、残りの7割は普通に良い人なので、それも忘れなければストレスが少なくて済むんじゃないでしょうか。
よく調べて考えること
最近は行政が田舎への移住を支援しているケースもあります。移住先を検討するときは、各自治体のホームページなどでどのような支援制度が用意されているのかをチェックしておきましょう。物件の紹介やイベントの紹介、農業を始める人への相談窓口など、様々な内容があります。中には、体験宿泊を実施しているところもありますよ。実際に足を運んで様子をうかがうことができるので、田舎の雰囲気や気候を肌で感じたうえで検討することができます。病院や学校との距離感も実際に足を運ばないとわからないものなので、今住んでいるところとどの程度利便性に差があるのかについても確認しておきましょうね。
田舎への移住は人生において非常に大きな決断ですよね。そのため、長期的な目線で考えなければなりません。それぞれ仕事や家族構成など抱えている事情は異なるかと思いますが、田舎に特別な魅力があるのは確かです。逆に、都会にも都会にしかない良いところがあります。それぞれを比べたうえでしっかり考えていきましょう。